
ウェーディングでシーバスを掛けた後、一番緊張するのがランディングの瞬間。広島の激流の中で、片手にロッド、片手にネット。この状況でミスをすれば、魚を逃すどころか自分にフックが刺さる大事故にもなりかねんのんよ。
「ネットなんてどれも同じじゃろ?」と思っとるなら、それは大きな間違い。ワシは現場の状況に合わせて、
ダイワの「モアザン ウェーディングネット」と、
パズデザインの「PSLランディングシャフト」の2つを使い分けとる。
なぜこの2つなのか。軽さを取るか、安全な距離を取るか。10年浸かり続けて辿り着いた、ウェーディングにおける「ランディングの真実」を話すけぇね。
第1章:ランディングの鉄則は「ずり上げ」にあり
ネットの話をする前に、まずこれだけは覚えておいてほしいことがあります。ウェーディングにおいて最も安全で、かつバラシが少ないランディング方法は、間違いなく「ずり上げ」です。
もし陸までの距離が近く、足元がなだらかな砂地であれば、ネットは使わずにそのまま陸へ誘導してずり上げるのが一番確実です。ネットにルアーのフックが絡むリスクもなく、シーバスが足元で暴れてウェーダーに針を突き立てられる心配もありません。
しかし、広島の河川はそう甘くない。陸まで距離があったり、周囲に岩が点在していてずり上げが不可能な場所も多い。そんな「ずり上げができない状況」で初めて、ウェーディングネットの出番となるわけです。



無理にネットで掬おうとして足元でバラすんが一番もったいない。ずり上げができるなら、迷わず陸へ誘導するんが『これじゃぁ!流』の鉄則じゃね。
💡「砂地ならずり上げが最強!ネットは最終手段と考えんさい!」
現場の地形を把握して、どこでランディングするのが一番安全か。キャストする前にイメージしとくのが大切よ!
第2章:【実測比較】39cmの差がもたらす「絶対的な安全圏」
ここで、ワシが実際に愛用しとる2つのネットを並べて測ってみたデータを見てほしいんよ。この「長さの差」こそが、この記事で一番伝えたい肝(きも)じゃけぇ。
| 項目 | モアザン(ダイワ) | PSLシャフト(パズデザイン) | 差 |
| シャフト長 | 約27cm | 約66.5cm | +39.5cm |
| ネット枠込全長 (ネット70cm) | 約97cm | 約136.5cm | +39.5cm |
(※ワシが現場で測ったけぇ多少の誤差はあるかもしれんけど、この差は歴然よ!)




写真で見たら一目瞭然じゃろ? その差、実に約40cm。
「たった40cm?」と思うかもしれんけど、激流の中でシーバスが最後の反転を見せる時、この40cmが「自分にフックが届く距離か、安全に届かない距離か」の境界線になるんよ。
第3章:軽快な操作性「モアザン ウェーディングネット」の利点と罠


ずり上げができない場所で、ワシがまず選択肢に入れるのがダイワの「モアザン ウェーディングネット」です。このネットの最大の武器は、何と言ってもその「軽さ」にあります。
圧倒的な取り回しの良さ
激流の中で魚をいなしながらネットを操作する際、軽いということはそれだけで大きなアドバンテージになります。片手での操作がスムーズで、時合いの中で何度もランディングを繰り返すような展開では、この軽さが体力の消耗を抑えてくれます。
短さゆえの「危険性」
ただし、軽さと引き換えにこのネットは「短い」という弱点があります。ネットが短いということは、シーバスを自分のすぐ手前まで寄せないと掬えないということです。 これが実はかなり危険。
足元まで寄せたシーバスが最後の反転で暴れた際、ルアーのフックがウェーダーに刺さったり、自分の体に飛んできたりするリスクが高まります。「手軽だが、高い技術と注意が必要なネット」と言えるでしょう。



モアザンは軽くてぶち楽。けど、足元で魚が暴れる恐怖と常に隣り合わせじゃけぇ、初心者にはちょっとスリリングすぎるかもしれんね。
💡「モアザンは軽さ重視!でも足元での暴れには厳重警戒よ!」
寄せきってから掬うまでのコンマ数秒。そこでミスせん自信があるなら、これほど扱いやすい武器はないよ。



この軽さは一度使うと病みつきになる。取り回し重視で、サッと掬いたいアングラーにはこれ以上の選択肢はないけぇね。
第4章:安全を距離で買う「PSLランディングシャフト」の信頼


モアザンとは対照的に、ワシが「ここは絶対にミスできんし、安全に獲りたい」という時に持ち出すのが、パズデザインの「PSLランディングシャフト」です。
「遠くで掬える」という絶対的な安心感
このシャフトの最大の特徴は、ウェーディング専用としては異例の「長さ」です。シーバスがまだ体力を残して暴れる距離、つまり自分の足元から離れた位置でネットを差し込み、早めにホールドすることができます。
魚を遠くで掬えるということは、ウェーダーにフックが刺さるリスクを物理的に排除できるということ。
この「距離の余裕」が、精神的な余裕にも繋がります。
敷石エリアでの圧倒的メリット
また、この「長さ」は浸かっている時だけじゃなく、広島河川によくある敷石の上から釣る際にも大きな威力を発揮します。足場の不安定な敷石のキワまで身を乗り出すのは滑落の危険がありますが、パズデザインの長さがあれば、一歩引いた安全な位置からでも余裕を持ってランディングが可能です。
重さという代償
欠点は、やはり「重い」こと。モアザンに慣れていると、ずっしりとした重さを感じます。また、長いためにシーバスが足元まで入り込んでしまった場合は、逆に取り回しが悪く掬いにくくなるという側面もあります。



パズデザインのシャフトは重いけど、その分『安全』を買っとるようなもん。特にランカークラスが掛かった時や、足場の悪い敷石エリアではこの長さが救いになるんよ。
💡「安全第一ならパズデザイン!遠くで掬う快感を覚えんさい!」
魚を近くに寄せすぎんのが、ウェーディングで怪我をせんコツ。敷石の上からでも安全に届くこの長さは、現場じゃぶち頼りになるんよ!



激流の広島河川で、安全にランディングしたいならこれ。重厚な作りは信頼の証。遠くの獲物を確実に射抜くための最強の杖よ。比較的に値段が安いのもポイントじゃね!
第5章:【最新進化形】ワシが今、一番「使いやすい」と思う回答
ここまで「軽さの旧モアザン」か「長さのパズデザイン」かの二択で話してきたけど、実はダイワからその中間を埋める、とんでもない最新モデルが出とるんよ。
それが、「モアザン ウェーディングネット FLⅡ」。
これ、ポール部分が60cmに設定されとるんよね。 ワシが測った旧モアザン(27cm)と、パズデザイン(66.5cm)のちょうど中間。いや、パズデザインの長さに肉薄するサイズ感で、かつダイワらしい「軽さ」を維持しとる。
- 絶妙なサイズ感:全長で見れば、パズデザインに引けを取らんリーチがある。
- 軽さと長さのハイブリッド:パズデザインの長さ(安全圏)が欲しいけど、重さが気になる……。そんなワガママな悩みを一発で解決してくれるスペックじゃね。
正直、ワシが今から新しく一本買うなら、この「FLⅡ」にすると思う。広島の激流で安全な距離を保ちつつ、腕への負担を減らして軽快に立ち回れる。現時点での「一番の正解」は、案外これかもしれんね。



道具は日々進化しとる。10年通い続けても、こういう『現場の悩みを解決してくれる新兵器』が出るのはワクワクするわ。旧モデルとパズのええとこ取り、これが今のワシのイチオシよ!
💡「迷ったらFLⅡ!これが今のスタンダードじゃね!」
39cmの差で悩む必要がなくなったのはデカい。安全と軽さを両立したいなら、この最新モデルを選んどけば間違いないけぇね!
最後に:命を守る道具選び
ウェーディングネット選びは、単なる好みの問題ではありません。自分がよく行くポイントの地形、そして自分の体格や筋力に合わせて「軽さのモアザン」か「安全のパズデザイン」かを選ぶべきです。
ワシが二刀流で使い分けているのは、どちらかが完璧ではないから。 穏やかなエリアで手返し良く釣るならモアザン。激流や岩場、あるいは敷石の上から大型を狙う夜はパズデザイン。
この使い分けができるようになって、ワシのランディングミスは劇的に減りました。
道具を揃えるのは、魚を釣るためだけじゃない。無事に家に帰るためでもあるんよ。
「浸かる時の装備をもっと見直したい」 「激流で立ち込むための心構えを知りたい」
そう思った人は、ワシがまとめた「ウェーディング装備」の記事もあわせて読んでみて。
準備を完璧にして、広島の激流に挑もうや!




無理は禁物。安全に、最高の一本を獲りにいこうや!











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