これじゃぁ!橋脚の明暗。ルアーを投げて、巻いて、コースも完璧……なのに食わん。そんな経験、ありませんかね?
「ワシが10年、この激流を相手にして辿り着いた結論はひとつ。ドリフトはあくまで『魚を呼ぶための準備』でしかないんよ。最後に口を使わせるには、魚の理性を飛ばす『一瞬の隙=ゆらぎ』が必要なんよね。」
「流れに逆らって泳いどったベイトが、一瞬、力を失って流される。その無防備な『ゆらぎ』を意図的に作るのが、信頼の『ストップ&ゴー』。今回は、ただ巻きじゃあ絶対に出逢えん魚を引きずり出すための『食わせの極意』を公開するけぇね。
1. 広島の川は「巻いたら食わん」ことが多い
私も、シーバスを始めたばかりのころは「ドリフト=ゆっくり巻くこと」だと思っていました。もちろんそれでも釣れますが、ある時限界を感じて、DVDやYouTubeで上手い人の動きを眺めていたんです。 そこで気づいたのが、「みんな一定で巻いていない」ということ。 ある夜、ただ巻きでは沈黙していた明暗で「ストップ&ゴー」を試した瞬間、これまでの苦労が嘘のように連発……。あの時の「これじゃぁ!」という感覚は今でも忘れられません。
💡 今の結論は「7:3」
もちろんターンの頂点で食わす『点の釣り』とはまた別じゃけど、明暗を線で通すなら、まずはこの7:3の黄金比を意識してみんさい。マジで答えが返ってくるけぇ!」
「ぶっちゃけ、今のワシは明暗に流し込む時、シャローランナーやミノーを使うんなら『ストップ&ゴー』が7割、『ただ巻き』が3割っちゅう比率で使い分けとるんよ。
活性が高い魚をただ巻きでササッと獲ることもあるけど、やっぱり『ここぞ!』いう場所で食わせのスイッチを入れよう思うたら、この操作が欠かせんのんよ。
2. 実践!「これじゃぁ!」流ストップ&ゴーのやり方
- キャスト: 正面(クロス)に投げる。
- 調整: 流れに同調させながら、通したいコースまでゆっくりリトリーブ。
- 仕掛け: 明るい場所に差し掛かったら、「ハンドル1〜2回転 + 2秒ストップ」の繰り返し。
💡 「2秒。短いと思うかもしれんけど、流れの中でありゃあ十分な『食わせの間』になるんよ。これ以上待ってみんさい、ルアーが流され過ぎて、せっかく合わせたコースを外れてしまうけぇ。この2〜3秒の緊張感こそが、連発させる秘訣なんよ。」
3. なぜ「その瞬間」に食ってくるのか?(バイトの正体)
食うのは決まって、ストップした瞬間や巻き始めの動き出し。
- ストップして流れに負けて「フラッ」と流された時。
- 巻き始めて流れに逆らって「プリッ」と泳ぎ出した時。 この「変化」こそが、シーバスの捕食スイッチを強制的に入れる鍵なんです。しかも、ラインが緩んでいる状態でのバイトが多いので、魚が違和感なく吸い込み、バイトが深いのもこの釣法の強みです。
4. 出番なし?この釣法に向くルアー・向かないルアー
- ◎ 向いている: フローティングやサスペンドのシャローランナー・ミノー。止めた時にレンジが変わらないもの。
- × 向いていない: 沈みの早いシンキングペンシルやワーム。ストップ中にケツから沈んで見切られてしまいます。
5. 【厳選】「ゆらぎ」で食わせる!ワシの信頼する3本
ここまで「場所」と「レンジ」の話をしてきましたが、最後に口を使わせるための「ルアー」についても触れておきます。 広島の激流の中で、ストップ&ゴーを入れた瞬間に最高にエロい「ゆらぎ」を見せてくれる、ワシの1軍がこの3本です。
① タックルハウス:TKML80


- 「ゆらぎ」の正体:止めた瞬間、水流に負けてフラッよろける「無防備な間」。
- 【実戦投入のキモ】: 「90じゃなくて、この80というのがミソ。一回り小さいけぇこそレスポンスがぶち良くて、止めた時の『ゆらぎ』がより鮮明に出るんよ。派手に動かすんじゃなく、流れに馴染ませてから一瞬止める。この小粒なボディが見せる『無防備な隙』は、スレたデカい奴の理性を一瞬で飛ばすけぇね。正直、これじゃないと獲れん魚が確実におる。」



正直、この80サイズが生む『絶妙な隙』は反則級よ。
広島の激流で揉まれ続けとるシーバスほど、この小さなゆらぎに弱いんよね。
ボックスにこれが入っとるだけで、『今日は何をしても食わん……』っていう絶望的な状況が、一瞬で『会心の1本』に変わるかもしれんよ。
ワシが自信を持って薦める、『ここぞという時の切り札』じゃけぇ、一回試してみんさい。
② スタジオマングローブ:マリブ78


- 「ゆらぎ」の正体:巻けばふらふらと泳ぎ、止めればふらふらっとフォールする。
- 【実戦投入のキモ】: 「シンペンなのにリップがある唯一無二の存在。巻いとる時もええ動きするけど、ストップした時のフォールがまた絶品なんよ。激流の中でピタッと止めて、そのままふらふらっと沈ませていく……。この動き、シーバスから見たら完全に『力尽きたベイト』そのもの。広島の明暗攻略において、これほど食わせに特化したルアーは他にないわ。」



基本はフローティングじゃけど、マリブだけは別格。こいつのフォールは『沈む』んじゃなく『漂う』んよ マリブ68も同じ使い方ができるけぇね!


- 釣行日:2024年9月1日(大潮)
- コンディション:若干の濁り、水温24度、ベイトはイナッコ
- 実戦記録:
- 22:00(349cm):釣行開始。
- 23:16(300cm):マリブ78を橋脚の手前にキャスト。レンジを入れながらのストップ&ゴーを絡めたドリフトで、ストップした瞬間に50cmをキャッチ。
- 23:19(297cm):さらにレンジを入れながら、今度は明暗の奥を攻めて連発! 同じくストップしたタイミングでバイト。
- 解析データ: 濁りが入った状況で、イナッコを意識したシーバスが「レンジ」にシビアになっとる状況。ただ流すだけじゃなく、ストップ&ゴーで意図的に「レンジを入れ」、さらに「ゆらぎ」を演出したことが連発に繋がった。1本目より2本目が奥で食ったのは、1本目のファイトで手前がスレた後に、奥に潜んどる個体が「ゆらぎ」に耐えきれず口を使った証拠じゃね。





見たかね? これがマリブ78の恐ろしさよ。大潮の激流、若干の濁り……普通ならルアーが見切られやすい状況でも、ストップで『ふらふらっ』とレンジを入れながらフォールさせることで、魚のスイッチを強制的に入れられるんよ。23:16からのわずか3分での連発。これこそが、ただ巻きでは出せん『ストップ&ゴーの真実』じゃね!
③ ダイワ:モアザン クロスカウンター 125F


- 「ゆらぎ」の正体:抜群の飛距離を誇るシャローランナー。流れの変化で勝手に「ゆらぐ」性質を、ストップ&ゴーで強調。
- 【実戦投入のキモ】: 「とにかく飛ぶけぇ、届かんかった沖の明暗を射抜ける。ただ巻きでも流れの変化で勝手にゆらぐ性質があるけど、ストップ&ゴーを入れればその『ゆらぎ』をより確実に演出できるんよ。サヨリ等の細身ベイトがおる時、この長いボディがゆらっと一瞬バランスを崩す……そこが最大の食わせ場になるね。」



広島の川を攻略するなら、最後はやっぱり『射程距離』がモノを言うんよね。 誰もが諦めとった沖の潮目や、遥か遠くの明暗の境目。そこまでクロスカウンターなら真っ直ぐブチ込める。 飛ぶだけじゃない。長いボディが流れに触れて、一瞬『ふっ』と力が抜けるようなゆらぎを見せた瞬間、待機しとったデカい奴がたまらず口を使うんよ。 『あの場所まで届けば獲れるのに』……そう悔しい思いをしてきた人にこそ、この一撃を体感してほしいね。
💡道具の特性を知り、その道具が最も活きるアクションを激流の中で刻む。 10年通って見えてきたこの『ゆらぎ』の正解を、ぜひあんたのフィールドでも試してみてほしい。ピシャリとハマった時のあの快感は、一度味わったら忘れられんけぇね!
5. 注意点:ドリフトの意識が強すぎると「罠」にハマる
かつての私がそうでしたが、コースを合わせようと必死になると、どうしてもリトリーブが一定(ただ巻き)になりがちです。 また、ラインを張り切ってターンの頂点で食わせる「点」の釣りには向きません。あくまで明暗という「線」を攻める時の武器として使い分けてください。














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コメント一覧 (3件)
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