
橋脚が2本並んどったら、どっちも投げたくなるんが釣り人の性(さが)じゃろ? でも、そこをグッと堪えて『片方を完全に殺す』時間が、実は一番釣果を伸ばす近道なんよ。欲張って両方撃ち散らかすと、結局どっちの魚も散らして終わりじゃけぇ
広島の市内河川や放水路で、橋脚の明暗を撃っているアングラーは非常に多いですが、ほとんどの人が「もったいないこと」をしています。
手前を撃って、次は沖。また手前を撃って、また沖……。これをやると、上流から下ってきたやる気のあるシーバスが「ここは騒がしいから、餌を食べるのはやめよう」と警戒し、ルアーの届かない奥へ逃げてしまうのです。
結論から言うと、「手前と沖の橋脚を完全に分け、一方を重点的に攻めている間、もう一方を意図的に休ませてシーバスを誘導する」。これが、プレッシャーの高い広島河川で2桁安打を狙うための正解です。
第1章:橋脚2本を同時に狙わない「縦割り」ローテーションの重要性
広島の河川には、キャストして届く範囲に橋脚が2本並んでいるポイントが多く存在します。こうした場所で最も避けるべきは、両方の橋脚を交互に狙うことです。
シーバスは常に上流から「捕食しやすい場所」を探して下ってきます。その際、常にルアーが水面を叩いている状態では、魚はプレッシャーを感じて足を止めてくれません。
そこで有効なのが、一つの橋脚に絞って攻める「縦割り攻略」です。
まずは手前の橋脚に対し、表層からボトムまでレンジを一段ずつ刻んで徹底的に狙います。
その間、沖の橋脚には一切ルアーを投げません。こうすることで、沖の橋脚には上流から下ってきたシーバスが、誰にも邪魔されずに「ここは安心して捕食できる場所だ」と溜まっていくのです。
💡「手前を釣り切るまで、沖の魚には『存在を悟らせん』のが鉄則じゃ!」
片方を徹底的に叩く(片方を完全に殺す)ことで、もう片方が最高の『天然の生け簀(いけす)』に変わるんよ。このメリハリが、一晩のキャッチ数を2倍にも3倍にもするけぇ、覚えときんさい!



基本は『我慢』じゃけど、もし沖でバコバコにボイルし始めたら話は別よ!それは完全に魚のスイッチが入っとるボーナスタイムじゃけぇ、手前を一旦ストップして、すかさず沖を狙撃しんさい。ルールに縛られず、目の前のチャンスを逃さんのが現場のリアルじゃけぇね!
第2章:沖の攻略はシンペン一択。手前は多彩なルアーで丁寧に
この戦略を成功させるためには、ルアーの役割分担が非常に重要になります。
| ポイント | 推奨ルアー | 理由 |
| 手前 | シャローランナー、ミノー、バイブ等 | レンジを細かく刻みやすく、アピール力を調整できるため。 |
| 沖 | シンキングペンシル | 遠投必須であり、かつスレた魚に口を使わせる微波動が必要なため。 |



手前を狙う時は、派手なアクションを使っても全然オッケー!距離が離れとるし、新しく下ってきたシーバスを沖に誘導できるんよ。じゃけぇ、手前はルアーの動きをフルに活かして、やる気のある奴を片っ端から抜いていくんじゃ!
手前は飛距離を気にせず、アクション重視で多種多様な選択肢があります。しかし、温存しておいた「沖の橋脚」を攻略する際は、遠投性能と静かなアプローチが可能な「シンキングペンシル」が最適です。
一通り手前のレンジを探り終えた後に、満を持して「ルアーを見ていない」沖の橋脚へシンペンを送り込みます。この時の「1投目」のヒット率は、交互に撃っている時とは比較にならないほど高くなります。
そして沖を攻めている間、今度は手前が「お休みモード」に入ります。この時間に上流から新しい魚が手前の橋脚に差し込んでくるため、再び手前を狙うという「無限ループ」が可能になるのです。



沖の明暗を直撃するなら「スイッチヒッター」一択。圧倒的な飛距離で、休ませて溜まった魚の群れを静かに、そして確実に撃ち抜く最強の弾丸じゃね。ベイトサイズに合わせて85Sと65Sを使い分けんさい!


3章:沖の攻略をさらに確実にする「ルアーローテーション」
沖の橋脚を狙う際、さらに釣果を伸ばすコツがあります。それは「飛距離の出るルアー(シンペン等)の中で、動きの違うタイプをローテーションしていく」ことです。
同じシンキングペンシルでも、S字に大きくアクションするもの、タイトにロールするもの、お尻を振ってフォールするものなど、動きの質は様々です。休ませた「生け簀」の中にいる魚たちに対し、異なる波動を見せてやることで、スレさせずに複数の魚を引きずり出すことができます。



シンペンってどれも同じに見えるかもしれんけど、水中の役割は全然違うんよ。 お待たせ!前に約束しとった『動きの違うシンペンをどう使い分けるか』の完全版記事、ついに書き上げたけぇ!
ワシが現場で10年かけて辿り着いた『釣れない理由を解決する5つのローテーション』じゃ。この記事とセットで読めば、釣果は間違いなく劇的に変わるけぇ、絶対に読んどきんさい!


論より証拠。ワシが実際にこの「縦割り攻略(無限ループ)」でシーバスを6匹キャッチした日の、リアルな釣りログであるシーバスファイルの(データ)を公開します。
- 状況:23:46〜01:36釣行。大潮(下げ)、風3m、濁りなし、流れ強い。水温12.6℃。ベイトはイワシ・イナッコ。
- 23:46(潮位194) エントリーまずは手前(0-1本目の橋脚)に絞り、沖は完全に放置する。
- 00:01&00:02(潮位187) 【手前を攻略】手前の明暗にて、ローリングベイト55で65cmと40cmを連続キャッチ。ここで手前を一旦休ませる。
- 00:27(潮位162) 【沖の生け簀を開放】約20分間、誰にも邪魔されず魚が溜まった沖(1-2本目の橋脚)の明暗へ。ワスプスラローム50を流し込み、50cmを追加。
- 01:11&01:16(潮位114〜109) 【再び手前へ(無限ループ)】沖を撃っている約45分間の間に、手前の橋脚が「お休みモード」になり、新しい群れが差し込んでいた。ディブル55で手前を撃ち、50cmを2本連続キャッチ。
- 01:36(潮位94) 【最後は沖をシンペンで直撃】最後に、再び休ませていた沖の明暗へ。遠投が効くスイッチヒッター65Sをド芯に送り込み、65cmの良型を引きずり出して納竿。
たった2時間の間に、「手前」→「沖」→「手前」→「沖」とポイントを休ませながらローテーションし、見事に計6本のマルチ安打を達成しました。
もし最初から手前と沖を交互に乱れ撃ちしていたら、魚はスレてしまい、ここまでの数は絶対に出ていません。これが、場休めの最大の強みなのです。


最後に:数を伸ばすなら「我慢」が最大の武器になる
シーバスフィッシングにおいて、最も難しいのは「投げない我慢」かもしれません。目の前にポイントがあれば全て叩きたくなるのが人情です。
ただ、ここで一つだけ言っておきたいのは、「絶対に一歩も浮気せずに休ませなきゃダメだ!」とガチガチのルールにして窮屈になる必要はないということです。
常に完璧な交互ローテーションでなくても構いません。「あ、今手前を撃ちすぎたな。群れを散らさないように、少し休ませて沖を狙ってみよう」と、意識の片隅に置いてアプローチしてみるだけで、確実に獲れる本数は増えていきます。
「手前を狙う」「沖を休ませる」「沖を狙う」「手前に差し込むのを待つ」。
このサイクルを少しだけ意識して、次回の釣行に臨んでみてください。







広島の川はタフな日も多いけど、自分の思い通りの展開で魚が出た時の喜びは格別じゃ!
『あそこを休ませたけぇ、この1本が獲れたんじゃ!』って確信を持って言えるようになったら、あんたも立派な一級アングラーじゃけぇ。
次の大潮、ええ魚を獲ってこいよ!応援しとるけぇね!!










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コメント一覧 (1件)
[…] 水平のスイッチヒッターで流し、縦のパンチラインで落とす。この2つで沖の明暗の状況を完全に丸裸にするからこそ、「次はもっとアピールを強く」「動きを変えよう」というローテーションが成立するんじゃけぇ! […]