
広島の河川をホームにするアングラーにとって、
切っても切り離せないのが「橋脚明暗×イナッコ」の攻略。
ただ巻くだけで釣れるほど甘くないこのパターン。現場で頭を抱えとる人も多いんじゃないかね。
「ベイトは山ほどおるのに、ルアーだけは見切られる……」 そんな状況を打破するには、気合じゃなくて「正確なアジャスト」が必要なんよ。 10年この激流に立ち続けて分かった、現場の生々しい真実を包み隠さず教えるけぇね。 これからの釣行がガラッと変わるはずよ。
第1章:イナッコの「引っ越し」とシーバスの心理戦


広島のシーバスにおいて、初夏から秋のイナッコパターンはメインイベントです。 イナッコは潮位が高い間はシャローや流れの緩いよどみに溜まっていますが、水位が下がり、その場に留まれなくなる前に一斉に流れ出します。
魚たちは、どこまで潮が引くのか分かるので、イナッコがたまる場所が「最干潮でも干上がらない日」の下げではその場所にとどまり、「干上がる日」の下げでは干上がる前にはいなくなります。
この「移動せざるを得ない瞬間」こそが、橋脚の明暗にベイトを供給し、シーバスの補食スイッチを強制的に入れる最大のトリガーになります。
この「ベイトが動かざるを得ないタイミング」を逃さないことが、釣果への第一歩です。
💡「下げの潮に乗る『波紋』を見逃すな!」
潮位が下がってくると、大きい群れから分かれた小さい群れが、下げの潮に乗って波紋を出しながら下ってくるけぇね!
この「波紋」が見え始めたら、橋脚の明暗は一気に戦場に変わる。潮位計の数字以上に、この水面の変化に全神経を集中させんさい!
第2章:現場の主力を張る、絶対的エースの3本
広島の激流明暗を制するために、ワシがイナッコパターンで信頼を置く絞り込んだ3本を紹介します。これらは単なるおすすめではなく、それぞれに「代えのきかない役割」があります。
① DAIWA:モアザン クロスウェイク 90F-SSR


表層を意識したシーバスに、最も効率よくアピールできる先発ルアーです。
- 役割:デッドスローでの引き波で「やる気のある個体」を炙り出す。
- 強み:広島の広い河川でも安定して飛ぶ。水面をモコモコと盛り上げる波動は、イナッコを意識したシーバスの理性を飛ばします。



広島の表層攻略は、まずここから。この『モコモコ』を知らんのは損しとるよ。持っとくだけでボウズの確率がグッと下がる、お守りみたいな一本じゃね。
② ポジドライブガレージ:バイブラマレット 60S


表層に出ない時、あるいは増水で流れが速い時に、魚の目の前までルアーを届けるための要です。
- 役割:一段下のレンジを強い波動でサーチする。
- 強み:ゆっくり巻いても沈み込みすぎず、かつ浮き上がりすぎない。広島の激流でもレンジキープが容易な稀有なシンキングペンシルです。



激流シャローでも、こいつならレンジを外さん。一本持っとけば、増水した翌日の爆釣パターンを独り占めできるけぇね。


③ EVERGREEN:シードライブ


シンペンや波動系ルアーで見切られた時の「切り札」。これがないと獲れない魚が確実に存在します。
- 役割:ドリフトによるS字のアクションで、賢いデカい個体を騙し切る。
- 強み:14cmのボリューム感。リールを止めても流れだけで動く自発的アクションは、パニック状態のイナッコそのものです。



『何投げても食わん…』と諦める前に、これを流し込んでみんさい。他のルアーを見切ったシーバスが、迷わず口を使う瞬間を何度も見てきたけぇ。ワシの最終兵器よ。


💡「ルアーの役割を信じて、魚の答えを待て!」
水面を意識しとるならクロスウェイク。
レンジを入れたい、波動で呼びたいならバイブラマレット。
波動で見切られた、あるいはイナッコに執着しとるならシードライブ。
現場でこの3本をローテーションしながら、その夜の「正解」を絞り込んでいく。この「プロセス」そのものが、広島シーバス攻略の醍醐味なんよ。
第3章:ベイトの切り替わりが明暗を分けた実録
現場で起きる「ベイトの入れ替わり」がいかに釣果を左右するか。実際の釣行記録を見てください。
- 釣行時間:1:40(潮位173cm)〜 3:30(潮位79cm)※大潮・下げ
- 状況:風弱、濁りなし(クリアアップした厳しい状況)
- 2:45〜3:00:サッパが下流へ。スイッチヒッター85Sで2キャッチ。
- 3:00すぎ:サッパがいなくなり、反応が完全に止まる。
- 3:20〜:上流からイナッコの群れが水面をピチャピチャと下り始める。
- 3:30(潮位79cm):シードライブのドリフトに変えて60cmをキャッチ。
サッパがいなくなった後の沈黙。そこでルアーを替えず投げ続けていたら、この60cmは獲れていません。ベイトがイナッコに変わった瞬間に、ボリュームのある「S字」へ切り替えた。この「道具の使い分け」が勝利の鍵なんです。


💡「イナッコと確信したら、即座にローテを回せ!」
広島の川は、潮位によって「サッパ」から「イナッコ」へ主役が入れ替わることがある。
釣れなくなったルアーにいつまでも執着しちゃいけん。 「イナッコの群れが入った」と感じた瞬間に、先述の3本へ即座にアジャストする勇気が、最後の一本を連れてくるんよ!
第4章:表層の「明」から「暗」へ。届く範囲のヨレを確実に撃て
イナッコパターンで最もバイトが集中するのは、「明」側から流れてきたルアーが「暗」側に入り込んだ瞬間です。物理的に橋脚裏のど真ん中のヨレにはルアーは届きませんが、その手前の「獲れる範囲」をどう通すかが勝負を分けます。
- 基本は「表層」が絶対条件:
イナッコは基本的に表層の魚。レンジを下げすぎるとベイトの群れから外れて即座に見切られます。まずは水面付近を意識して、ベイトと同調させて通すのが鉄則です。 - 「暗部」に入った直後を逃さない:
シーバスは暗がりの入り口から少し奥にかけて、ベイトを待ち構えています。明るい場所から暗い場所へルアーが入る瞬間の違和感を消し、自然に流し込むのがコツです。 - 届く範囲の「ヨレ」に同調させる:
橋脚の周囲にできる流れのヨレは、イナッコが溜まりやすい一等地。無理に遠くを狙うより、ルアーが届く範囲のヨレにしっかりルアーを置いていくイメージで流しましょう。
💡「立ち位置を一歩変えるだけで、食い方は変わる!」
反応がない時は、ルアーを替える前に自分の「立ち位置」を上下流に数メートルずらしてみんさい。明暗を横切る角度をほんの少し変えるだけで、さっきまで無視しとった魚が、別物のように食ってくることがあるけぇね!
第5章:カラー選択の基本
「暗部」にルアーが入った時、魚がルアーをどう見ているかを想像してみてください。広島の明るい街灯下では、カラー選択一つで反応が天国と地獄に分かれます。
- 「食わせ」のホロ系(レンズホロ・銀粉など): 街灯の光を反射させ、本物のイナッコが反転した時の「キラッ」という輝きを再現します。水がクリアな時や、明暗の境目で魚がじっくりルアーを見ている時に有効です。
- 「見つけさせる」パール・ホワイト系: 光が届かない「暗」の深い場所や、雨後の濁りが入った時に威力を発揮します。膨張色なので、シーバスにルアーの存在をはっきりと気づかせ、迷いなく吸い込ませる力があります。
💡「カラーチェンジは『見つけさせるため』にする!」
魚がおるのに食わん時は、まずホロで「リアルさ」を追求する。それでもダメなら、あえてホワイトで「存在感」を出す。 広島の明暗攻略は、ルアーの形と同じくらい「光との対話」が大事なんよ。この使い分けだけで、獲れる魚の数は倍変わるけぇね!
最後に:現場の答えを、その手で掴み取ってほしい
結局のところ、どれだけルアーを揃えても、魚の答えは現場にしかないんよね。
広島の川はいつだって気まぐれ。昨日釣れたパターンが今日は通用せんこともある。でも、だからこそ面白い。今回紹介したエースたちは、ワシが何度も返り討ちに遭いながら、ようやく掴み取った「信頼」そのものよ。
「もっと広島の川のサイクルを深く知りたい」 「イナッコ以外の時期はどう動けばええん?」
そう思った人は、ワシがまとめた「広島シーバス・実録広島河川ベイトカレンダー」もあわせて読んでみて。これを頭に入れておけば、季節ごとの「次の一手」に迷いがなくなるはず。


最高の一本に出会えるのを願っとるけぇね!












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